I.S.K札幌インターナショナルスクール

キャリア教育、特別活動

【NEW】救急センター医師によるキャリア教育/3.4.6年生

2月28日、4年生の金城ひまりさんのお母様が救急センター医師として勤められている、札幌東徳洲会病院の皆さんにご協力を頂き、キャリア教育を行うことができました。

今回のキャリア教育は、医師である金城先生をはじめ、看護師1名、救急救命士3名の5人体制で行ってくださり、AED の使い方や救急医療の重要性について学ばせていただきました。

冒頭では、金城先生が救急医の仕事についてお話してくれました。

「事故にあった」「クマに襲われた」「心臓が止まっている」など、いつ、いかなる状況にも対応しなければならないといったお話からは、医療スタッフが日々直面する大変さが伝わり、医療の重要性を実感することができました。

その後は、グループに分かれてAEDの使い方を学習しました。救急救命士さんはユニークな方ばかりで、分かりやすいように面白くお話をしてくれたのですが、実際の現場は、一秒を争う緊迫した仕事であることも、お話の内容からは伝わり、子ども達は楽しみながらも真剣に取り組む様子が見られました。

更に、今回の授業のために、救急車を用意してくださり、救急車の中も見学させていただきました。機材の説明だけでなく、実際にストレッチャー(病人を搬送する時に使う担架)に寝かせてもらったり、車載モニターを使って脈拍や酸素濃度を測ってもらうなど、医大生さながらの授業を受けることができました。

最後に、救急救命士さんに、なぜこの仕事を選んだか経緯を尋ねたところ、「『め組の大悟』という消防士のマンガを読んで、子どもながらに人を助ける仕事がかっこいいと感じた」と語ってくれました。

思い返すと、私が教師を目指すきっかけとなったのも、これまでに興味を持って見たものや体験したことが印象に残り、そして手本とすべき恩師への憧れがあったからです。

スクールのキャリア教育の良さは、職について正しい知識を持つことはもちろん、実際に現場の方々の熱意あるお話から、子ども達が敬意や憧れを抱くことにあると感じました。

今年度も、保護者の方々にご協力をいただき、様々な職種のキャリア教育が実現しましたが、保護者の方々がおっしゃっていた共通点は、「チームですることが大切」ということです。

今後もスクールでは、行事などの様々な活動を通し、仲間と創りあげる喜びを育んでいきたいと思います。

金城先生、札幌東徳洲会病院の皆様、今回のキャリア教育、大変感動いたしました。

楽しくも学び深い時間を本当にありがとうございました。

金城先生直々に、心拍数、酸素濃度、血圧を測定していただきました。実際に使用する機材に触れることで、子ども達は大興奮でした!

救急車の中を見学させていただ
きました。運転席にも座らせてもらい、サイレンを鳴らすなど、大変貴重な体験となりました。

心肺蘇生法について学習しまし
た。子ども達の中には「先生方が倒れたら、僕が助けます!」と心強い声をかけてくれる子もいました。