IKS札幌インターナショナルスクール

キャリア教育、特別活動

「天使大学訪問」~大学模擬授業と看護技術体験~

2023年9月14日水曜日、昨年に引き続き、天使大学でのキャリア教育が行われました。今年度はスクール全学年で訪問させていただきました。まずは、栄養学部の坂本先生から、糖分、塩分の過剰摂取に関する模擬授業がありました。普段、私達が飲んでいるスポーツドリンクや清涼飲料水には沢山の砂糖が入っていることやカップ麺やカップ焼きそばには多量の塩が入っていることに関して、砂糖や塩、スポーツドリンクの実物を用意してくださり、視覚的にも学ぶことができました。坂本先生の「今食べている物が20年後の体を作る」という言葉がとても印象的でした。坂本先生の授業後、大学の食堂や図書館を見学し、服部先生の看護に関する模擬授業を受けました。大学生になる為に、今スクールで行っている学習が大切であることや、看護技術について、質疑応答を交えながら専門的に学びました。スクール生は大変積極的に質問をしていました。講義の最後に登場したナイチンゲールの「自分の中の一番優しい気持ちで声をかけ、さわる。」という精神に子ども達も共感している様子でした。服部先生の講義後は、実習室で、車椅子や、看護用ベッドに実際に触れて、看護技術体験をさせていただきました。

坂本先生の講義
服部先生の講義

今回も天使大学の学生ボランティアの方々が、お忙しい中、スクール生を引率、サポートして下さり、色々なことを教えてくださいました。心より感謝すると共に、これからのご活躍をお祈りしています。また、ウエハースやビスケット、ペンやトートバッグなど、沢山のお土産もいただきまして、子ども達も大喜びでした。2018年8月に千葉市で開かれた「キャリア教育推進フォーラム」では「小学生が中学校や大学で体験学習を行うこともキャリア教育として位置付けている」という発表がありました。主に本州では大学の付属小学校が今回のような大学訪問を行っていますが、付属の小学校でない本校にとって、大学訪問というキャリア教育は非常に貴重な機会でした。これもご父母の皆様のご理解とご協力があり、実現することができたということで、心より感謝しています。今回の天使大学での貴重な体験を通して、「大学って楽しいな。」「人の命を大切にしたいな。」「優しい気持ちを持ちたいな。」など、各自がこれからの人生を豊かにする大切なものを受け取ることができたと思います。